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働きづらさ解消!自分のトリセツの作り方自分のトリセツを作って長く働こう

こんにちは。チャレンジドジャパン宇都宮センターです。

日々の生活や就職活動、お仕事について、「なぜかうまくいかない」「疲れやすい」と感じることはありませんか。安定して長く働き続けるためには、スキルや知識を身につけることと同じくらい、「自分自身を深く理解すること」がとても大切になります。

今回は、就職を目指し、働き続けるために不可欠な「自己理解」について、特にご自身の体調や心の波と上手に付き合っていくための方法に焦点を当ててお話ししたいと思います。

自身の症状や障害特性を理解する

まずはじめに、ご自身の症状や障害の特性について理解を深めることが重要です。働く上で困難に感じることの背景には、多くの場合、ご自身の症状や障害特性が関係しています。例えば、「周りの音が気になって集中できない」「急な仕事の変更があると頭が真っ白になってしまう」「人と話すとどっと疲れてしまう」といった悩みは、決して努力が足りないからではありません。それは、ご自身の持つ特性が影響しているのかもしれないのです。

この特性を理解しないままでは、漠然とした「働きづらさ」に悩み続け、自信を失ってしまうことにも繋がりかねません。

では、どのようにして自分の特性を理解すればよいのでしょうか。一つの方法として、これまでの経験を具体的に振り返ってみることをお勧めします。「どんな時に」「どんな場所で」「どんな状況で」困難を感じたか、あるいは逆に、どのような環境なら集中できたかを書き出してみるのです。

また、主治医やカウンセラー、そして私たちのような就労移行支援事業所の支援員といった専門家の視点を取り入れることも非常に有効です。客観的な意見を聞くことで、自分では気づかなかった特性や傾向が見えてくることがあります。自分の困難さが「特性」によるものだと認識することは、自分を責める気持ちから解放され、具体的な対策を考えるための大切な第一歩となります。

不調になった時の対処法を身に着ける

ご自身の特性を理解できたら、次はその特性とどう付き合っていくかを考えていきます。特に大切なのが、心身の不調にいち早く気づき、適切に対処する方法を身につけることです。

不調は突然やってくるように感じるかもしれませんが、多くの場合、その前触れとなるサインがあります。それは頭痛やめまいかもしれませんし、眠れなくなる、イライラしやすくなる、食欲がなくなるといった変化かもしれません。この「不調のサイン」は人それぞれです。まずはご自身のサインがどのようなものかを把握することが重要です。

そして、そのサインに気づいた時に何をするか、具体的な対処法をあらかじめ準備しておきましょう。例えば、「静かな場所で5分間だけ目をつぶる」「好きな音楽を聴く」「温かいお茶を飲む」「信頼できる人に短い時間でも話を聞いてもらう」など、自分にとって少しでも心が落ち着いたり、リラックスできたりする方法をリストアップしておくのです。

就労移行支援事業所での訓練は、こうした対処法を実際に試してみる絶好の機会です。訓練中に「少し疲れてきたな」「集中力が落ちてきたな」と感じたら、支援員に声をかけてみてください。そして、準備しておいた対処法を試してみるのです。事業所によっては、クールダウンするための別室が用意されている場合もあります。試してみて効果があったこと、あまり効果がなかったことを記録していくことで、あなただけの「自分自身の取扱説明書」が少しずつ完成していきます。この経験は、就職後、職場でセルフケアを行う上で大きな力となるはずです。

調子のいい自分と調子の悪い自分を整理し理解する

誰にでも体調や気分の波はありますが、障害の特性によっては、その波が大きく、自分でもコントロールが難しいと感じることがあるかもしれません。そこで有効なのが、「調子がいい時の自分」と「調子が悪い時の自分」の状態をそれぞれ整理し、客観的に理解することです。

具体的には、それぞれの状態について、できること、感じる気持ち、行動の傾向などを書き出してみましょう。

例えば、「調子がいい時」は、「集中力が高く、難しい課題にも取り組める」「周囲の人と積極的にコミュニケーションがとれる」「前向きな気持ちでいられる」といった状態かもしれません。

一方で、「調子が悪い時」は、「普段ならしないような簡単なミスが増える」「人と話すのが億劫になる」「頭が働かず、ぼーっとしてしまう」「不安な気持ちが強くなる」といった状態かもしれません。

このように両方の自分を書き出して比較することで、自分の状態を客観的に把握しやすくなります。そして、今の自分がどちらの状態に近いのかを自分で判断できるようになります。

この自己分析は、職場において周囲に自分の状態を説明し、必要な配慮を求める際にも非常に役立ちます。「今、少し調子が悪い状態なので、一度に多くの指示を出すのではなく、一つずつお願いしてもよろしいでしょうか」というように、具体的に伝えることができるようになります。これは、長く安心して働くために必要な「合理的配慮」を、主体的に申し出るための土台となるのです。

自己理解は一朝一夕に完成するものではなく、時間をかけて丁寧に取り組む必要があります。就労移行支援事業所は、皆さんが日々の訓練や支援員との面談を通じて、自分自身をより深く知り、自分に合った働き方やペースを見つけるためのお手伝いをする場所です。一人で抱え込まず、ぜひ私たちと一緒に、自分らしい働き方を見つける旅を始めてみませんか。ご興味のある方は、いつでも見学やご相談にいらしてください。お待ちしております。