会社の顔はあなた!来客対応のキホン来客対応マナーの基本から実践まで

こんにちは。チャレンジドジャパン金沢文庫センターです。
今回は、当事業所で開催しているビジネスマナー講座の中から、「来客対応」についてご紹介します。就職を目指す上で、ビジネスマナーは非常に重要なスキルの一つです。特に来客対応は、会社の「顔」としてお客様と接する最初の機会となるため、良い印象を持っていただけるかどうかを左右します。自信を持ってスマートに対応できるよう、一緒に学んでいきましょう。
お客様を気持ちよくお迎えするために
来客対応の基本は、お客様を気持ちよくお迎えし、安心感を持っていただくことです。お客様が来社されたら、まずは明るい表情と声で「いらっしゃいませ」とご挨拶をします。そして、お名前とアポイントの有無を確認し、担当者へ速やかに連絡を取ります。この一連の流れをスムーズに行うことが、お客様からの信頼につながる第一歩です。もし担当者がすぐに来られない場合は、「恐れ入りますが、〇〇はただいま参りますので、少々お待ちいただけますでしょうか」といった一言を添え、お席にご案内します。お客様をお待たせしている間も、ただ放置するのではなく、必要に応じてお茶をお出しするなど、細やかな気配りが大切です。こうした丁寧な対応は、お客様に「この会社はしっかりしているな」という良い印象を与え、ひいては会社全体の評価を高めることにもつながります。
ご案内で差がつく!席次(上座・下座)のマナー
お客様を応接室や会議室へご案内する際には、「席次」のマナーが重要になります。席次とは、相手への敬意を示すための座席の順序のことで、知っているだけで相手に与える印象が大きく変わります。例えば、応接室や会議室では、一般的に入り口から最も遠い席が「上座(かみざ)」となり、お客様にお座りいただく席です。案内する側の私たちは、入り口に最も近い「下座(しもざ)」に座るのがマナーです。お客様をご案内する際は、「どうぞ、奥のお席へおかけください」と上座をお勧めしましょう。また、エレベーターの中でも席次は存在します。操作盤の前が下座となり、案内する人がその場所に立って階数ボタンを押したり、ドアの開閉操作を行ったりします。お客様には奥の安全な場所へお進みいただき、乗り降りの際もお客様を優先します。タクシーに乗る際も同様で、運転席の後ろが最も格の高い上座、助手席が下座となります。案内役は助手席に座り、運転手に行き先を告げたり、支払いをしたりする役割を担います。これらのマナーは、相手を敬う気持ちを形として表すための大切な知識です。
ロールプレイでより実践的に学ぶ
当事業所の講座では、こうした知識をただ学ぶだけでなく、ロールプレイングを通じて実践的に身につけることを大切にしています。スタッフがお客様役や上司役となり、受付での挨拶からお部屋へのご案内、お茶出し、そしてお見送りまで、一連の流れを実際に体験しながら練習します。最初は誰でも緊張するものですが、何度も繰り返すことで、体が自然に動くようになります。頭で理解していることと、実際にやってみるのとでは大きな違いがあります。ロールプレイを通して、「この場面ではどう言えばいいだろう」「次はどう動けばいいかな」と自分で考え、試行錯誤することで、応用力が身についていきます。もちろん、いきなり参加するのが不安な方は見学だけでも構いませんし、途中で気分が乗らなくなった場合は無理に参加し続ける必要もありません。自分のペースで、安心して挑戦できる環境を整えています。失敗を恐れずに、まずはやってみることが自信への一番の近道です。
来客対応は、少しの知識と相手を思いやる心があれば、誰でもできるようになります。スマートで自然な対応は、お客様だけでなく、社内の上司や同僚からの信頼を得ることにもつながります。当事業所では、皆さんが社会で安心して活躍できるよう、一人ひとりのペースに合わせたサポートを行っています。ビジネスマナーに少しでも興味が湧いた方、就職に向けてスキルアップしたいと考えている方は、ぜひ一度、見学や体験にお越しください。私たちと一緒に、自信を持って未来へ踏み出すための一歩を始めましょう。