仕事はバトンパス!後工程はお客様

こんにちは。チャレンジドジャパン名古屋今池センターです。
皆さんは「仕事」と聞くと、どのような光景を思い浮かべるでしょうか。デスクに向かって一人で黙々とパソコン作業をする姿や、工場で集中して部品を組み立てる姿など、個人の作業をイメージする方も少なくないかもしれません。もちろん、そうした一人で集中する時間は仕事において非常に大切です。しかし、どのような仕事であっても、決して一人だけで完結することはありません。今回は、仕事における「他者との関わり」の重要性についてお話ししたいと思います。
後工程はお客様
製造業の現場などでよく使われる「後工程はお客様」という言葉があります。これは、自分の担当する作業の次には、必ずその仕事の結果を受け取って作業をする人(後工程の人)がいて、その人のことを「お客様」だと思って丁寧に仕事を引き継ぎましょう、という考え方です。
例えば、書類を作成する仕事であれば、その書類を読む人や内容をチェックする人が次の工程の人です。その人が読みやすいように誤字脱字をなくし、分かりやすい構成を心がける。商品を箱詰めする仕事なら、次にその箱を開けて商品を陳列する人が作業しやすいように、商品の向きを揃えて詰める。このように、自分の仕事が完了した後に、それを受け取る誰かがいるということを常に意識することが、仕事全体の質を大きく左右します。自分の作業が次の人の仕事のしやすさに直結すると考えれば、自然と仕事に対する責任感や精度は高まっていきます。これは、単なる作業ではなく、チーム全体で一つの成果を出すための重要な心構えなのです。
人と働くスキルを身につけるトレーニング
チャレンジドジャパン名古屋今池センターでは、就職後に職場で円滑に働くために必要なスキルを身につけるための様々な講座を提供しています。その中でも「職業スキル」という講座では、まさにこの「人と協力して仕事を進める力」を実践的に学ぶことができます。この講座の目的は、単に個人の作業スピードや正確性を上げることだけではありません。自分以外の誰かとチームを組んで一つの業務を遂行するトレーニングを通して、報告・連絡・相談の重要性や、他者と協力する際の適切なコミュニケーション方法を体感的に習得することを目指しています。一人で完結しない仕事の世界で必要不可欠な、協調性や周りへの配慮をトレーニングの中で育んでいきます。
ピッキングトレーニングで後工程を意識する
職業スキル講座で行うトレーニングの一例に「ピッキング」があります。これは、倉庫での作業などを想定したトレーニングで、指示書に書かれた商品を、指定された個数だけ棚から正確に取ってくるというものです。名古屋今池センターでは、このピッキングトレーニングを複数人で行います。例えば、「指示書を見て商品を取ってくる係」と、取ってきた商品が指示書通りかを確認する「検品する係」というように役割を分担します。商品を取ってくる係は、ただ早く正確に商品を集めるだけではいけません。
次に作業をする検品係がスムーズにチェックできるよう、商品の置き方や並べ方を工夫するといった配慮が求められます。ここで、「後工程はお客様」の考え方が活きてきます。
自分の作業の後には、必ず検品係という「お客様」がいるのです。もし間違いがあれば、検品係がそれを指摘し、どうすればミスが減るかを一緒に考えることもできます。この一連のやり取りを通じて、自分の仕事が他者に与える影響を実感し、相手を意識した仕事の進め方や、円滑なコミュニケーションの取り方を具体的に学ぶことができるのです。
仕事は、多くの人との連携プレーで成り立っています。自分の作業に集中することはもちろん大切ですが、同時に、自分の仕事が全体の流れのどこに位置し、次に誰に繋がっていくのかを理解する視点を持つことが、職場で信頼され、長く働き続けるための鍵となります。チャレンジドジャパン名古屋今池センターで、あなたも「人と働くスキル」を身につけてみませんか。ご興味のある方は、ぜひ一度見学・ご相談にお越しください。スタッフ一同、お待ちしております。