fbpx

チャレンジドジャパン・ニュース

News

コーポレート

仕事の基本は準備から!講座準備係

こんにちは。就労移行支援事業所チャレンジドジャパンです。

日ごとに暖かさが増し、過ごしやすい季節となってきましたね。皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、チャレンジドジャパンでは、就職に向けた様々な訓練プログラムを提供しておりますが、その一環として、利用者さんが主体となって事業所の運営に関わる「係活動」という時間があります。現在、係活動は全部で13種類あり、それぞれが事業所内で重要な役割を担っています。今回はその中から、日々の講座運営を支える「講座準備係」の活動に焦点を当ててご紹介します。

講座準備係の役割とは?

講座準備係は、その名の通り、センターで行われる講座が円滑に進行するように準備や片付けを行う係です。講座に参加する皆さんが集中して学べる環境を整える、いわば「縁の下の力持ち」のような存在と言えるでしょう。講座が始まる前から終了後まで、その活動は多岐にわたります。スタッフの指示を待つだけでなく、自ら何をすべきかを考え、行動することが求められる、実践的な活動です。

具体的な活動内容

それでは、講座準備係の具体的な活動内容を詳しく見ていきましょう。

まず、講座が始まる前に、その日の講座に出席する利用者の人数を確認し、出欠状況を把握します。この情報を基に、配布する資料が不足したり、逆に余りすぎたりしないように準備を進めるための大切な第一歩です。

次に行うのが、講座で使用する資料の確認と準備です。スタッフから受け取った資料に、ページの抜けや印刷の不備がないかを細かくチェックします。問題がなければ、人数分を揃え、ホチキスで綴じるなどして配布しやすい形に整えます。こうした地道な作業が、講座の質を支えています。

準備が整ったら、利用者の皆さん一人ひとりへ資料を配布します。

また、現代の講座や会議に欠かせないプロジェクターの準備も、講座準備係の重要な仕事です。スクリーンを設置し、パソコンとプロジェクターをケーブルで接続します。そして、パソコンの画面がスクリーンに正しく、はっきりと映し出されるか、音声は出るかなどを事前にテストします。講座がスムーズに開始できるよう、事前の機材チェックは欠かせません。

そして、講座が無事に終了したら、後片付けを行います。使用したプロジェクターやスクリーン、ケーブル類を丁寧にもとの場所へ収納します。皆さんが気持ちよく次の活動に移れるよう、机の上を整えるところまでが係の仕事です。

活動で大切にしていること

講座準備係の活動においては、特に周囲への配慮や言葉遣いが重要視されます。例えば、資料を配布する際には、「本日の講座資料をお配りします。どうぞご確認ください」といったように、丁寧な言葉を選ぶことを心がけています。また、講座の準備が整ったことを全体に知らせる際にも、はっきりとした声で分かりやすく伝えることが求められます。これらは、職場でのコミュニケーションを想定した、大切な実践訓練となります。さらに、準備の進捗状況をスタッフに報告したり、機材の不調など予期せぬトラブルが発生した際にすぐに相談したりといった「報告・連絡・相談(報連相)」も、活動を通して徹底しています。

講座準備係で身につくスキル

講座準備係の活動を通して、就職後に必ず役立つ多くの実践的なスキルを習得することができます。最大のメリットは、会社での会議や研修といったビジネスシーンで必須となる、一連のセッティング業務の流れを、実践を通して学ぶことができる点です。

全体の流れを把握し、時間内に準備を完了させるための段取り力やタイムマネジメント能力。必要な物品をリストアップし、漏れなく準備するための注意力や確認能力。そして、周囲のスタッフや他の利用者さんと協力して業務を進めるためのコミュニケーション能力や「報連相」のスキル。これらはすべて、どのような職種においても求められる、社会人としての基礎力です。日々の係活動が、そのままビジネスマナーや仕事の進め方を学ぶトレーニングとなっているのです。

今回は、チャレンジドジャパンの係活動の中から「講座準備係」をご紹介しました。

私たちの事業所では、このような活動を通して、皆さんの「働きたい」という気持ちを全力でサポートしています。ご自身の課題や目標に合わせた訓練に興味をお持ちの方は、ぜひ一度、見学や体験にお越しください。事業所の雰囲気や訓練の様子を直接ご覧いただけます。

スタッフ一同、皆様からのお問い合わせを心よりお待ちしております。