仕事だけじゃない!もしもに備える防災訓練防災訓練で学ぶ、いざという時の備え

こんにちは、チャレンジドジャパン大崎センターです。
先日、私たちの事業所では、利用者さんとスタッフが合同で避難訓練を実施しました。今回はその様子とともに、日々の生活や仕事においてなぜ「防災」が大切なのか、そしてチャレンジドジャパンで学べることについてお話ししたいと思います。
年々多様化する災害と「もしも」への備え
ひとくちに災害と言っても、その種類は様々です。かつては災害対策というと地震や火災が中心でしたが、近年では毎年のように発生する集中豪雨による洪水や土砂崩れ、勢力を増す台風、記録的な大雪など、気候変動の影響もあってか、その脅威は年々多種多様なものになっています。
災害は、いつ、どこで、私たちの身に降りかかってくるか予測ができません。それは、会社で仕事をしている時かもしれないし、通勤の途中かもしれません。だからこそ、日頃から「もしも」の事態を想定し、備えをしておくことが非常に重要になります。「自分は大丈夫だろう」と考えるのではなく、災害を「自分ごと」として捉え、いざという時に自分自身の命を守るための知識と準備をしておく必要があります。これは、安心して社会生活を送る上での基本的なスキルと言えるでしょう。
訓練や講座を通して「防災力」を高める
チャレンジドジャパンでは、就職に向けた直接的なスキルトレーニングだけでなく、こうした「もしも」に備えるためのプログラムも実施しています。
先日行った避難訓練もその一環です。今回は火災を想定し、警報が鳴ってから安全な場所へ避難するまでの一連の流れを確認しました。実際に体を動かして避難経路をたどることで、危険な箇所や注意すべき点を具体的に把握することができます。また、訓練後には消火器の使い方のレクチャーも行い、初期消火の重要性についても学びました。
さらに、定期的に開催している防災講座では、ハザードマップの見方、非常用持ち出し袋の中身の点検、災害時の情報収集の方法、家族との安否確認の手段など、より実践的な知識を深めています。こうした訓練や講座を繰り返し行うことで、パニックにならず、落ち着いて行動するための「防災力」を養うことができます。これは、就職後の職場での安全確保や、安定した勤務を継続するためにも不可欠な力です。
仕事だけじゃない、豊かな生活を送るための学び
就労移行支援事業所と聞くと、多くの方がパソコンスキルやビジネスマナー、面接練習といった、仕事に直結する訓練をイメージされるかもしれません。もちろん、それらは就職という目標を達成するために欠かせない大切なプログラムです。
しかし、チャレンジドジャパンが目指しているのは、単に就職することだけではありません。就職した後もその人らしく、心身ともに健康で、安定して働き続けられること、そして豊かな社会生活を送れるようになることを最終的なゴールとしています。
そのため、仕事に関わること以外でも、今回ご紹介した防災のように、生活の基盤を整えるための様々な学びの機会を提供しています。健康管理やストレスとの付き合い方、人との円滑なコミュニケーションなど、社会で生きていく上で土台となる力を総合的に身につけていく。それこそが、本当の意味での「就労準備」だと私たちは考えています。
まずは見学・体験から
今回は、チャレンジドジャパンの取り組みを「防災」という切り口からご紹介しました。私たちは、一人ひとりの目標や課題に合わせて、就職と、その先にある安定した生活を全力でサポートしています。
もし、この記事を読んで「ほかにはどんな訓練をしているのだろう」「一度話を聞いてみたい」と感じていただけましたら、ぜひお気軽に事業所の見学・体験にお越しください。スタッフ一同、皆様からのお問い合わせを心よりお待ちしております。