人間関係に疲れた?優しい伝え方の魔法自分も相手も大切にする伝え方のコツ

こんにちは。
チャレンジドジャパン北上センターです。
日ごとに暖かさが増し、桜の便りも聞かれるようになりました。春の訪れを感じるこの季節は、心も自然と軽やかになりますね。一方で、新しい環境や新しい出会いが増えるこの時期、「新しい職場でうまく人間関係を築けるかな」「自分の気持ちをどう伝えたらいいんだろう」と、対人関係に少し不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。新しい一歩を踏み出すからこそ、期待と同じくらい、コミュニケーションに関する悩みも大きくなりがちです。
今日は、私たちが日々のプログラムの中でも特に大切にしている「自分も相手も大切にするコミュニケーション」について、少し詳しくお話ししたいと思います。
言いたいことが言えない or つい言い過ぎてしまう
働く場において、対人関係の悩みはつきものです。業務内容そのものよりも、人との関わり方に難しさを感じているという声は、私たちの事業所でもよく耳にします。皆さんは、これまでの職場でこんな風に感じたことはありませんか?
本当は自分の仕事で手一杯で忙しいのに、上司や同僚から仕事を頼まれると「できません」と言えずに、つい無理をして引き受けてしまう。
本当は自分のミスではないのに、場の空気を読んでしまい、つい「すみません」と謝って、本当の気持ちを言えないまま自分の殻にこもってしまう。
逆に、相手の言動にイライラしてしまい、感情のままにきつい言葉をぶつけて、後になって「あんな言い方をしなければよかった」と後悔する。
こうした経験が続くと、「自分はなんて弱いんだろう」「自分はわがままな人間だ」と自分を責めてしまいがちです。しかし、これらは決して、あなたの性格が「弱い」とか「わがまま」だからではありません。実は、多くの人がこうした悩みを抱えています。そしてその原因は、これまで「自分も相手も大切にする伝え方」のコツを練習する機会が、少なかっただけかもしれないのです。
「アサーション」という優しい魔法
心理学の世界に「アサーション」という言葉があります。少し聞き慣れない言葉かもしれませんが、これは、あなたのコミュニケーションをより円滑にするための、とても優しい魔法のような技術です。
アサーションとは、相手を言い負かしたり、逆に自分が一方的に我慢したりするのではなく、「私はこう思う。あなたはどう思う?」と、お互いを尊重し、対等な立場で歩み寄るためのコミュニケーション方法です。イメージとしては、自分と相手の意見が違うときに、その間にしっかりとした「橋」を架けて、お互いに行き来できるようにする感覚です。
まず大切なのは、自分の気持ちに「OK」を出すことです。自分の感情を「こんなことを感じてはいけない」と否定しないことから始まります。「仕事を断るのが怖い」「本当は助けてほしい」「イライラしてしまう」と感じることは、人間としてごく自然な感情であり、決して悪いことではありません。まずは自分自身の素直な気持ちを受け止め、大切にできて初めて、相手の気持ちも同じように尊重できるようになるのです。
次に、具体的な伝え方のコツとして「アイ(I)メッセージ」で伝えてみることが挙げられます。例えば、相手に何かを伝えたいとき、「(あなたは)なんでこれをやってくれないの!」と「あなた」を主語にして伝えると、相手は責められているように感じ、反発したり心を閉ざしたりしやすくなります。
それを、「(私は)これを手伝ってもらえるととても助かるな」というように、「私」を主語にして伝えてみるのです。たったこれだけで、不思議と全体のトーンが柔らかくなり、命令や非難ではなく「お願い」や「提案」として、相手に届きやすくなります。
事業所での「対人行動」プログラム
チャレンジドジャパン北上センターでは、こうしたコミュニケーションの練習を、実際の講座を通じて体系的に行っています。
プログラムでは、具体的なロールプレイ練習を取り入れています。「上司に進捗を相談する」「同僚に期限が厳しい仕事を断る」「ミスを謝罪し、今後の対策を伝える」といった、職場で実際に起こりうる場面を想定して、スタッフが相手役になり、実際に声に出して練習します。頭で理解していることと、実際に口に出して伝えることは大きく違います。練習を重ねることで、いざという時に落ち着いて対応できるようになります。
また、自分のコミュニケーションのクセを知るためのワークも行います。自分は「つい我慢しちゃう非主張的なタイプ」かな?それとも「つい攻撃的になっちゃうタイプ」かな?と、質問票などを用いて客観的に振り返ります。自分の傾向を知ることは、より良いコミュニケーションを目指すための大切な第一歩です。
そして何より、このプログラムは安心できるフィードバックの中で行われます。スタッフや同じ目標を持つ仲間と一緒に、「その伝え方、すごく分かりやすかったよ」「もう少しこういう言葉を足してみると、もっと気持ちが楽に伝わるかもね」と、温かい雰囲気の中で学びを深めていきます。最初から完璧にできる人はいません。だからこそ、この事業所という「安心できる練習場」で、失敗を恐れずに一歩ずつ試してみることが何よりも大切なのです。
ひとりで頑張りすぎないで
「うまく話せるようにならなきゃ」「円滑なコミュニケーションを取らなきゃ」と、自分を追い込む必要はまったくありません。そう考えれば考えるほど、人と話すことが怖くなってしまうこともあります。
コミュニケーションは、流暢な言葉だけではありません。あなたが職場にいて、朝に「おはようございます」と笑顔で挨拶を交わす。困っている人に「大丈夫ですか?」と声をかける。それだけでも、立派な対人行動の第一歩です。
もし今、人との関わりに疲れ果ててしまっていたら、まずはその苦しい気持ちを私たちスタッフに預けてみてください。「言いたいことが言えない」「どう伝えたらいいか分からない」という気持ちに寄り添い、「どう伝えれば、あなたが一番楽になれるか」を、一緒にゆっくりと考えていきましょう。
おわりに
私たちは、皆さんが新しい職場というステージで、あなたらしく、そして周囲の人たちと心地よい距離感を保ちながら、いきいきと過ごせるようになる日を全力でサポートします。コミュニケーションのスキルは、練習すれば必ず身につきます。そしてそれは、あなたの社会人生活を支える大きな力となるはずです。
【見学・体験のお問い合わせ】
チャレンジドジャパン北上センターでは、随時見学や体験を受け付けております。プログラムの内容や事業所の雰囲気など、少しでも気になった方は、お電話またはホームページのお問い合わせフォームより、お気軽にご連絡ください。
一緒に、あなたらしい「働くカタチ」を見つけていきましょう!