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マナーが示してくれるもの

マナーは本当に必要ですか?

 

皆さんは「職場でマナーは必要ですか?」と聞かれたら、どのように答えるでしょうか。もしかしたら、「堅苦しい」「面倒だ」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし結論から言うと、職場におけるマナーは、私たちが考えている以上に重要な役割を果たしています。今回は、なぜマナーが必要なのか、その本質について一緒に考えていきたいと思います。

  

マナーは「相手への思いやり」のメッセージ

 

 職場は、年齢や性別、育ってきた環境や考え方など、実にさまざまな背景を持つ人々が集まる場所です。

このように異なる価値観を持つ人間が、一つのチームとして協力し、共通の目標に向かって仕事を進めていくためには、お互いを尊重し、配慮し合う姿勢が欠かせません。その配慮の具体的な形として表れるのが、ビジネスマナーなのです。

マナーとは、単なる形式的なルールのことではありません。その根底には、「私はあなたのことを一人の人間として尊重し、大切に思っています」「あなたと良好な関係を築きたいです」という、相手へのポジティブなメッセージが込められています。例えば、丁寧な言葉遣いやお辞儀といった行動は、相手への敬意を示すための非言語的なコミュニケーションと言えるでしょう。

 

逆に言えばマナーを守らない、あるいは知らないということは本人に全くそのつもりがなくても、相手に対して「私はあなたのことを別に大切に扱う存在として認識していません」という、冷たく否定的なメッセージとして伝わってしまう危険性があります。

この意図しないメッセージが、人間関係にひびを入れるきっかけになることは決して少なくありません。

 

些細なことが人間関係を崩すきっかけに

 

ほんの些細なマナー違反が、職場での人間関係を大きく損なうことがあります。

例えば、朝の挨拶を考えてみましょう。出勤した際に、相手の目を見ずに小さな声で挨拶をしたり、あるいは挨拶そのものをしなかったりすると、どうでしょうか。

相手は「機嫌が悪いのかな」「何か失礼なことをしただろうか」と不安に思ったり、「態度が悪い」「感じが悪い人だ」というネガティブな印象を抱いたりするかもしれません。このような小さなすれ違いが毎日繰り返されることで、次第に周囲から話しかけられなくなり、結果として職場内で孤立してしまうというケースは、残念ながらよくある話です。

 

また、仕事を進める上で不可欠な「報告・連絡・相談(報連相)」にもマナーがあります。相手が忙しいタイミングで長々と話しかけたり、結論が分からないような報告をしたりすると、上司や同僚は「仕事がしづらい」と感じてしまいます。こうしたことが続くと、本当に困った時に質問がしづらくなったり、業務に対する評価が下がってしまったりすることにも繋がりかねません。

 

自分も相手も気持ちよく働くために

 

このように、マナーは自分自身を守り、同時に周囲の人と円滑な関係を築くための、非常に重要なコミュニケーションスキルです。マナーを身につけ、実践することで、不要な誤解や摩擦を未然に防ぎ、誰もが安心して気持ちよく働ける職場環境を作ることができます。それは、結果的に仕事のパフォーマンス向上にも繋がっていくはずです。

 

チャレンジドジャパンでは、就職後に職場で安心して働き続けるためのスキルを身につける講座を数多くご用意しています。

その中の一つに、「職業行動」というビジネスマナーに特化した講座があります。

この講座では、挨拶の仕方や適切な言葉遣い、電話応対や来客対応、そして報連相の基本など、社会人として知っておくべきマナーを基礎から学ぶことができます。

「ビジネスマナーに自信がない」「改めて基本から確認したい」という方は、ぜひ一度ご参加ください。見学や体験も随時受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせいただければと思います。