デキる人は仕草が違う!立ち居振る舞いで好印象ゲット!

ビジネスマナー講座で立ち居振る舞いを身につけよう
こんにちは。就労移行支援事業所のスタッフです。当事業所では、就職に向けた様々なスキルアップのための講座を実施しています。今回は、先日開催したビジネスマナー講座の中から「立ち居振る舞い」についてご紹介します。皆さんは「立ち居振る舞い」と聞いて、どのようなことをイメージしますか?少し堅苦しい、自分には難しそうだと感じる方もいるかもしれません。しかし、ビジネスシーンにおいて、この立ち居振る舞いはあなたの第一印象を大きく左右する重要な要素なのです。
立ち居振る舞いとは?
まず、言葉の意味から考えてみましょう。「立ち居」とは、立ったり座ったりといった基本的な動作のことを指します。そして「振る舞い」とは、身のこなしや行動全般のことです。つまり、立ち居振る舞いとは、挨拶をするときの姿勢から、会議で椅子に座る姿、お客様に資料を渡すときの動作まで、仕事におけるあらゆる所作のことを含んでいます。言葉遣いと同じように、これらの動作一つひとつが、相手に「誠実な人だな」「信頼できそうだ」といったポジティブな印象を与えることもあれば、逆に「少しだらしがないな」「やる気がないのかな」といったネガティブな印象を与えてしまうこともあります。就職活動の面接や、入社後の職場でのコミュニケーションにおいて、この非言語的なメッセージがいかに大切か、講座を通して学んでいきます。
美しい立ち方・座り方が与える好印象
ビジネスパートナーと会う時、まず見られているのはあなたの姿勢です。美しい立ち方、座り方は、それだけで相手に安心感と好印象を与えます。美しい立ち方の基本は、背筋をまっすぐ伸ばし、軽く顎を引くことです。つま先を揃え、かかとを少しつけるように意識すると、凛とした自信のある印象になります。逆に、猫背になったり、片足に重心をかけてだらしない立ち方になったりすると、頼りなく見えてしまうかもしれません。座る時も同様です。椅子には深く腰掛け、背もたれに寄りかかるのではなく、背筋を伸ばして座るのが基本です。足を組んだり、大きく開いたりするのは避けましょう。特に面接などのかしこまった場面では、膝を揃えて足をまっすぐ下ろすか、少し斜めに流すようにすると、より丁寧で上品な印象になります。こうした良くない座り方を無意識にしてしまっている方は意外と多いものです。まずは自分の普段の姿勢を把握し、意識的に正していくことが大切です。
好印象を与える話し方
立ち居振る舞いには、話し方も含まれます。話す内容はもちろん重要ですが、それと同じくらい「どのように話すか」が相手に与える印象を決定づけます。例えば、相手と話すときは、しっかりと目を見て話すことを心掛けましょう。ずっと目を見つめるのが苦手な場合は、相手の眉間や鼻のあたりを見るようにすると、自然な視線を保つことができます。また、柔らかな表情、特に口角を少し上げることを意識するだけで、親しみやすく、話しかけやすい雰囲気を作ることができます。相手が話しているときには、ただ聞くだけでなく、適度に頷いたり、「はい」と相槌を打ったりすることで、「あなたの話を真剣に聞いています」というメッセージを伝えることができます。こうした小さな工夫が、円滑なコミュニケーションと信頼関係の構築に繋がるのです。
物の扱い方にも表れる心遣い
書類や名刺、その他の物を相手に渡したり、何かを指し示したりする動作にも、ビジネスマナーがあります。例えば、書類や物を渡すときは、片手でひょいと渡すのではなく、両手で丁寧に渡すのが基本です。その際、相手が受け取りやすいように、また書類であれば相手がすぐに読める向きにして差し出すといった配慮が、あなたの心遣いを伝えます。何か場所や物を指し示すときも注意が必要です。人や物を指一本で指すのは、失礼にあたるとされています。指を揃え、手のひら全体で柔らかく「あちらです」と示すようにしましょう。こうした一つひとつの細やかな動作が、あなたという人物の丁寧さや誠実さを物語ります。
美しい立ち居振る舞いは、一朝一夕で身につくものではありません。しかし、日々の生活の中で少しずつ意識して実践することで、必ず見違えるほど印象は変わっていきます。最初はぎこちなく感じるかもしれませんが、繰り返すうちに無意識に、そして自然にできるようになるはずです。当事業所の講座では、知識として学ぶだけでなく、実際に体を動かしながら練習する時間も大切にしています。美しい立ち居振る舞いを身につけることは、相手に好印象を与えるだけでなく、あなた自身の自信にも繋がります。就職活動、そしてその先の社会人生活に向けて、私たちと一緒に、さりげなく自然な立ち居振る舞いを身につけていきましょう。