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ゲーム感覚で適職診断！VRTカードカードを使って自分に合う仕事探し
自分に合った仕事が見つかる？VRTカードで自己理解を深めよう
こんにちは。チャレンジドジャパン橋本センターのスタッフです。
就職活動を進める中で、「自分にはどんな仕事が向いているんだろう？」「やりたいことが見つからない」といった悩みを抱えている方はいらっしゃいませんか。自分自身のことを深く理解することは、納得のいく就職活動をする上で非常に重要な第一歩となります。
今回は、楽しみながら自己理解を深めることができるツール「VRTカード」についてご紹介します。
VRTカードとは？楽しみながら自分を知るツール
VRTカードとは、職業興味検査の一種で、様々な職業が描かれたカードを使いながら、自分の興味や関心、仕事に対する自信の度合いを明らかにしていくためのツールです。具体的には、職業名の内容が書かれた54枚のカードを使います。
進め方はとてもシンプルで、一枚一枚カードを見ながら、その仕事に対して「やりたい」「どちらかといえばやりたい」「どちらかといえばやりたくない」「やりたくない」といった気持ちに沿って分類していくだけです。この直感的な作業を通じて、普段は意識していなかった自分の内面にある興味や価値観を自然な形で整理することができます。難しく考える必要はなく、まるでゲームのように楽しみながら取り組めるのがVRTカードの大きな特徴です。
VRTカードから見えてくる自分の特性
分類したカードの結果は、専門的な視点から分析されます。この分析は、心理学者ジョン・ホランド博士が提唱した理論に基づいており、人の興味は6つのタイプに分けられると考えられています。
その6つのタイプとは、現実的（Realistic）、研究的（Investigative）、芸術的（Artistic）、社会的（Social）、企業的（Enterprising）、慣習的（Conventional）です。例えば、道具や機械を扱うことが好きな人は「現実的」、物事を分析したり探求したりすることが得意な人は「研究的」、表現したり創造したりすることに関心がある人は「芸術的」といったように、自分がどのタイプに当てはまるのか、その傾向の強さがわかります。
さらに、仕事内容を3つの基礎的な志向性、つまり「対情報（データ）」、「対人（ひと）」、「対物（もの）」という観点からも分析します。これにより、自分が仕事において、情報やデータを扱うこと、人と接すること、あるいは物 tangibleなものを扱うことのどれに重きを置いているのかが見えてきます。これらの結果を組み合わせることで、自分の興味や強みが多角的に明らかになり、自分という人間を客観的に捉える手助けとなります。
自己理解を就職活動に活かす方法
VRTカードで得られた自己理解は、就職活動の様々な場面で大きな力を発揮します。まず、自分に合った仕事の傾向が明確になるため、膨大な求人情報の中から自分に合った企業を探しやすくなります。やみくもに探すのではなく、「研究的な興味が強いから、分析やデータ入力の仕事を中心に見てみよう」「社会的なタイプだから、人と関わる福祉やサービスの仕事が向いているかもしれない」というように、具体的な軸を持って仕事探しを進めることができるようになります。
また、応募書類の作成や面接での自己PRにも大いに役立ちます。VRTカードの結果を根拠に、「私は〇〇という領域に強い興味があり、△△のような作業に自信を持っています」と、具体的かつ説得力のあるアピールが可能になります。自分の言葉で強みや適性を語れるようになることは、採用担当者によい印象を与え、自信を持って面接に臨むことにも繋がります。
何よりも、自分自身を深く理解した上で仕事を選ぶことは、就職後のミスマッチを防ぎ、やりがいを感じながら長く安定して働き続けるために不可欠です。
就労移行支援事業所でのサポート
私たちの就労移行支援事業所では、このVRTカードを用いた自己理解のプログラムを提供しています。利用者さんがカードを分類した後、私たちスタッフが一人ひとりの結果を一緒に丁寧に読み解いていきます。結果が良い・悪いということではなく、その結果が何を意味しているのか、ご自身の経験や感情とどう結びついているのかを一緒に考え、対話を重ねることを大切にしています。
VRTカードの結果をきっかけとして、さらに詳しい自己分析を行ったり、興味のある分野の職業訓練を体験してみたりと、次のステップへと繋げていく支援も行っています。自分一人で進めるのが不安な方も、専門のスタッフが寄り添いながらサポートしますのでご安心ください。
自分に合った働き方を見つける旅は、まず自分を知ることから始まります。もし就職活動の方向性や自分自身のことで悩んでいたら、ぜひ一度、VRTカードを体験しに来てみませんか。あなたの新たな可能性を発見するお手伝いができることを楽しみにしています。