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オープン就労とクローズ就労の違い

本格的な夏の日差しを感じるようになり、暑い夏が始まりました!皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回は「クローズ就労に向けてできること」というブログ記事でも以前取り上げさせていただきましたが、オープン就労とクローズ就労の違いを確認していきたいと思います。

どのような働き方が良いのでしょうか?

オープン就労とクローズ就労の職場定着率

2017年の独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構 障害者職業総合センターの調査研究によると、就職後 1 年時点の定着率を見た場合、障害者求人(オープン)での定着率は 70.4%、一般求人での障害開示(オープン)では 49.9%、一般求人障害非開示(クローズ)では 30.8%と定着率が下がっていくというデータがあります。データでは障害者求人(オープン)で就職することが一番職場に定着しやすく、長く働くことが出来るということを示しています。

就職後一年時点の定着率

〈参照〉2017年の独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構 障害者職業総合センターの調査研究報告書NO.137障害者の就業状況等に関する調査研究

オープン就労とクローズ就労、それぞれの働き方

クローズ就労で働きたいと考える場合は、通院や服薬は周りへ気遣いしながら行う必要があったり、なかなか通院できないというリスクがあります。適度な休憩をもらいながらなら仕事を一定のペースでこなすことが出来るが、休憩をもらえない、残業や休日出勤を指示される、自分の苦手な仕事を引き受けなければならないという場面も想定されます。配慮をお願いすることが出来ないため、配慮が得られない状況で働いたときに、どのような影響が出てくるのか、万が一何か影響が出た場合自分自身で対処できるものかなどを考えておく必要があります。
デメリットもある一方、一般求人はやはり障害者求人よりも求人数が多く、求人内容も多岐にわたるため希望する仕事につける可能性が高くなります。
オープン就労で働きたいと考える場合は、月の通院時間を確保でき、気を遣わず昼間に服薬することが出来ます。苦手な仕事やできない仕事を理解してもらいやすく、得意をいかして働くことができます。また周囲の環境調整や面談の時間を設けてもらえたり、採用面接に支援者の同行を依頼することもできます。就職後も職場定着のため必要に応じて支援者にフォローしてもらえるという環境があります。
しかし障害者求人は、一般求人と比較して数が少ないため、希望する職種がなかなか見つからなかったり、業務がシンプルに切り出され、単純作業がメインになることが多いというデメリットもあります。

まとめ

オープン就労(障害者雇用・一般就労オープン)とクローズ就労のどちらの働き方が良く、どちらの働き方が悪いというのではく、それぞれ状況や障害特性などが違うため働きやすさは変わってきます。そのため、しっかりご自身の状況を把握し、どちらが長く働き続けることができるのかを考えていく必要があります。
一人ではなかなか答えを導き出すのは難しいかもしれません。ぜひチャレンジドジャパンで一番働きやすい働き方を一緒に考えていきませんか?

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