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イライラを味方につけるコツ怒りをコントロールし働きやすい自分になる

アンガーマネジメントで働きやすい自分になる

日常生活や仕事の場面で、ついイライラしてしまったり、カッとなって後で後悔したりした経験はありませんか。自分の怒りの感情に振り回されて、人間関係がうまくいかなくなったり、仕事に集中できなくなったりするのはつらいものです。今回は、そうした怒りの感情と上手に付き合うためのスキル、「アンガーマネジメント」についてご紹介します。

アンガーマネジメントとは?

アンガーマネジメントとは、怒りの感情をなくすことや、我慢することではありません。怒りは人間にとって自然な感情の一つです。その怒りと上手に付き合い、適切にコントロールするための心理トレーニングやスキルを指します。怒りを感じたときに、衝動的に行動するのではなく、一度冷静になって自分の感情を理解し、その場に合った適切な対応を選択できるようになることを目指します。このスキルを身につけることで、職場や家庭での不要なトラブルを減らし、より円滑なコミュニケーションを築くことができるようになります。

怒りは「悪」ではない

私たちは「怒り」という感情に対して、ネガティブなイメージを持ちがちです。しかし、怒りは決して「悪」な感情ではありません。例えば、理不尽な扱いや不公平な状況に対して「おかしい」と感じる怒りは、物事を改善しようとする強いエネルギー、つまり原動力になります。また、自分や大切な人を危険から守るための防衛本能として働くこともあります。問題なのは、怒りの感情そのものではなく、その表し方です。怒りに任せて攻撃的な言葉を投げつけたり、物に当たったりすると、人間関係を損ない、自分自身を苦しめることにつながります。アンガーマネジメントは、この大切なエネルギーである怒りを、建設的な方向へ向けるための方法を教えてくれます。

怒りの根本には他の感情がある

実は、私たちが「怒り」として認識している感情は、氷山の一角にすぎません。怒りは「二次感情」と呼ばれ、その水面下には、もっと根本的な「一次感情」が隠されています。一次感情とは、不安、悲しい、悔しい、寂しい、がっかりした、といった、より繊細で傷つきやすい感情のことです。例えば、約束を破られて怒っているとき、その根本には「軽んじられた悲しさ」や「期待を裏切られた残念な気持ち」があるのかもしれません。自分の怒りの奥に どのような一次感情が隠れているのかに気づくことが、アンガーマネジメントの重要な第一歩です。自分の本当の気持ちを理解することで、怒りの原因を冷静に分析し、対処することができるようになります。

怒りの感情とうまく付き合いコントロールすることで適切なコミュニケーションがとれるようになる

怒りを感情のままにぶつけてしまうと、相手は防御的になり、本当に伝えたかったはずのメッセージは届きません。アンガーマネジメントを身につけると、怒りを感じた瞬間に一呼吸置き、冷静になるためのテクニックが使えるようになります。そして、自分の本当の気持ち、つまり一次感情を言葉にして相手に伝えることができるようになります。例えば、「どうしてやってくれないんだ!」と怒りをぶつけるのではなく、「手伝ってもらえなくて、少し不安に感じている」と伝えることで、相手もこちらの状況を理解しやすくなります。このように、怒りをコントロールすることで、対立ではなく対話が生まれ、お互いを尊重した適切なコミュニケーションが可能になるのです。これは、就職後の職場で良好な人間関係を築き、長く働き続けるために非常に重要なスキルです。

自己理解講座でアンガーマネジメントを身につけていきましょう

チャレンジドジャパン金沢文庫センターでは、就労を目指す皆さんのために、様々なプログラムを提供しています。その中の一つである「自己理解講座」では、今回ご紹介したアンガーマネジメントについても学ぶことができます。講座では、怒りのメカニズムを理解することから始め、ご自身の怒りのパターンを分析したり、怒りを感じたときの具体的な対処法をトレーニングしたりします。一人で感情のコントロールに悩むのではなく、スタッフや他の利用者さんと一緒に、安心してスキルを身につけていくことができます。

チャレンジドジャパン金沢文庫センターでは、プログラムの体験や事業所の見学を随時受け付けております。アンガーマネジメントを身につけて、自分らしく、安定して働ける未来を目指しませんか。ご興味のある方は、ぜひお気軽にご連絡ください。お待ちしています。