どうやって就職したの?卒業生に聞いてみた卒業生のリアルな就職活動体験談
Recently updated on 9月 8th, 2025 at 04:21 pm

こんにちは、チャレンジドジャパンです。
日差しが暖かくなり、過ごしやすい季節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、今回は当事業所を利用され、見事ご希望の企業へ就職を決められた方へ実施したインタビューの内容をご紹介します。就労移行支援事業所の利用を考えている方や、就職活動に不安を感じている方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
チャレンジドジャパンとの出会い
この方がチャレンジドジャパンを知ったのは、障害者相談支援事業所の方からの紹介がきっかけです。ご自身のこれからについて考えていた際に、専門の相談員の方から「こういう事業所がありますよ」と教えていただいたとのことでした。自分一人で進むのではなく、誰かに相談し、専門的な支援機関の情報を得ることは、次の一歩を踏み出すための大きな力になります。私たちも、地域の様々な支援機関と連携しながら、一人ひとりに合ったサポートを提供できるよう努めています。
通所を決めた理由
数ある事業所の中からチャレンジドジャパンを選んでくださった理由についてお伺いすると、ご自身が無理なく通える場所であったこと、そして職員の人柄が決め手になったと話してくださいました。継続して通所するためには、通勤のしやすさは非常に重要なポイントです。また、それ以上に大切になるのが、安心して相談できるスタッフがいるかどうかということかもしれません。見学や体験利用の際に、事業所の雰囲気やスタッフとの相性を確かめていただくことで、ご自身に合った環境かどうかをじっくりと判断することができます。私たちは、利用者さん一人ひとりが安心して心を開き、何でも話せるような温かい雰囲気づくりを常に心がけています。
快適な環境で訓練に集中
実際に通所してみての感想を尋ねると、場所が広くて快適で、一人の空間が確保できている点が良かったとのお言葉をいただきました。当事業所では、皆さんが訓練に集中できるよう、一人ひとりのデスクスペースを広く確保しています。周囲を気にせず自分のペースで課題に取り組める環境は、スキルアップを目指す上でとても大切です。特に、静かな環境で集中したい方にとっては、パーソナルスペースが保たれていることが安心感に繋がります。落ち着いた環境で、自分の課題とじっくり向き合うことができます。
就職活動の道のりと乗り越えたこと
就職活動は、求人検索から始まり、企業説明会への参加、そして職場実習を経て、試験・面接、内定という流れで着実に進めていかれました。その過程で特に大変だったこととして、応募書類の手直し、特に志望動機を練り上げる作業を挙げていらっしゃいました。自分の強みや入社への熱意を的確に伝える文章を作成するために、スタッフと何度も話し合い、推敲を重ねました。また、選考の厳しさを肌で感じることもあったそうです。さらに、事業所内での係活動など、日々の訓練と並行して就職活動の準備を進めることの煩雑さも感じていたとのことでした。
これらの大変だったことを乗り越えるために、ご自身で一日のスケジュールをしっかりと立て、何事も早めに準備を始めることを意識したそうです。計画的に時間を使うことで心に余裕が生まれ、一つひとつの課題に落ち着いて取り組むことができた、と振り返ってくださいました。私たちスタッフも、スケジュール管理の方法やタスクの優先順位の付け方などについて一緒に考え、サポートさせていただきました。
訓練の成果とこれからのお仕事
就職先では、主に商品陳列や商品補充、値引きシールの貼り付けといった作業を担当されます。チャレンジドジャパンで行った訓練の中で、特に郵送作業やピッキングといった手先の正確性や集中力が求められる訓練が、これからの仕事に直接活かせそうだと感じているそうです。また、ビジネスマナー講座やコミュニケーションセミナーで学んだことは、面接対策だけでなく、就職後の職場での円滑な人間関係を築く上でも役立つことでしょう。実際、面接では志望動機や長所・短所、ご自身の障害特性と必要な合理的配慮について、そして逆質問など、多岐にわたる質問がありましたが、事前の準備や面接練習の成果を発揮することができました。
これから利用を検討されている方へ
最後に、これからチャレンジドジャパンの利用を検討されている方へ向けて、心強いメッセージをいただきました。
「就労経験がなくても、ゆっくり自分のペースで進めていければ問題ありませんので、検討してみてください。」
就職に対して不安を感じている方、特に就労経験がないことに引け目を感じている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、焦る必要は全くありません。チャレンジドジャパンでは、一人ひとりの状況やペースに合わせて、スタッフがしっかりと伴走します。ご本人のこの言葉が、今、一歩を踏み出そうか迷っている多くの方の背中を押してくれるのではないでしょうか。
ご自身の力で素晴らしい未来を掴み取られたこと、スタッフ一同、心からお祝い申し上げます。これからのご活躍を応援しています。