これって冬バテ?~冬に陥りやすい不調とは~
正月気分もだんだんと薄れ、いつもの日々が戻ってまいりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか?
今の寒い時期は何かと不調が出やすくなるので「体がだるいなぁ」「気分が重いなぁ」と心身の不調を感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
「夏バテ」はご存じの方も多いかと思いますが、冬の時期に起こる心身の不調のことを「冬バテ」と表現することもあり、皆様にもぜひ気を付けていただきたいと思います。
【冬バテの主な症状】
・落ち込みやすい
・すぐにイライラする
・集中できない
・睡眠障害(睡眠不足、日中の眠気)
・食欲不振、過食
・だるい、疲れやすい
・しっかり寝ても疲れが取れない
・頭痛、肩こりが辛い
少しでも当てはまる症状はありましたか?身に覚えがあるという方、もしかしたら「冬バテ」の症状が出ているかもしれません。
【原因】
①寒さ、寒暖差
朝晩と日中の寒暖差が激しい冬の時期は、体への負担がとても大きい季節です。体が冷えてしまうことで血流が悪くなり、睡眠障害や冷え性、肩こりなどの不調が出やすくなってしまいます。その結果自律神経も乱れやすくなり、しっかり寝ているはずなのに疲れが取れないという現象に陥ってしまいます。
②日照時間の短さ
太陽の光を浴びることで体に必要な栄養素が生成されたり、セロトニンという自律神経を整えるホルモンが分泌されます。しかし、冬の日照時間は夏と比べるとなんと最大5時間短いと知っていましたか?その結果、自律神経が乱れやすくなり、メンタル不調や生活習慣の乱れにもつながると言われています。
少しでも改善したいという方、今後のために予防したいという方は一緒に対策をしていきましょう!
【対策】
①生活リズムを整える
日照時間が短いからこそ、朝起きたら意識的に日光を浴びるようにしましょう。朝日光を浴びることで体内時計をリセットする効果があるとされています。その反対に夜の光(照明など)は体内時計を遅らせる効果があるため、夜の光には注意が必要です。
②食生活に気を付ける
セロトニンの生成に必要な必須アミノ酸「トリプトファン」が多く含まれている肉、魚、大豆などのたんぱく質を意識的に摂り、適度な運動をすることでセロトニンの分泌を促す効果があります。
③入浴で体を温める
体が冷えたままだと疲れが取れにくく、肩や首のこりも悪化してしまいます。また体をしっかりと温めると寝つきもよくなり、睡眠の質の向上につながります。
④ストレッチ、運動を行う
寒さにより筋肉が凝り固まると血流が悪くなり、様々な不調が出やすくなってしまいます。そのため、朝や寝る前にストレッチをして体全体を伸ばしたり、外出時は意識的に階段を使ってみるなど可能な限り運動を取り入れることがおすすめです。
「冬バテ」は気候の変動だけでなく、ストレス過多、運動不足の状況でも陥りやすい不調です。日々健康的に過ごすことができるよう、今回ご紹介させていただいた対策をぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
またその他にも健康的な日常生活を送れるようなポイント、コツに関してセミナーなどでもご紹介させていただいていますので少しでも興味が持たれた方はお気軽にご相談下さい。お電話でも問い合わせを承っておりますのでご連絡をお待ちしております。
近年は暖冬ともいわれていますが、今年は場所によって例年以上の大雪に見舞われるなど予想が難しい気象現象となっています。体への負担も大きい時期ですのでどうかご自愛ください。