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いつかの一人暮らし、今から準備!一人暮らしの夢と現実、準備が大切!

こんにちは。就労移行支援事業所のスタッフです。

当事業所では、就職に向けたスキルトレーニングだけでなく、安定して働き続けるために必要な生活面のスキルを学ぶ「自立機能講座」も定期的に開催しています。今回のブログでは、先日行った「一人暮らし」をテーマにした講座の様子をお届けします。いつかは一人で暮らしてみたい、と考えている方にとって、将来の生活を具体的にイメージするきっかけになるかもしれません。

一人暮らしのメリット・デメリットを考える

講座の初めに、参加者の皆さんと一緒に「一人暮らしのメリットとデメリット」について意見を出し合いました。

メリットとしては、「自分の好きな時間に起きたり寝たりできる」「誰にも気兼ねなく過ごせる」「部屋のインテリアを自由に決められる」「友人を気軽に呼べる」など、自由な生活への期待が数多く挙がりました。自分のペースで生活を組み立てられることは、大きな魅力として捉えられているようです。

一方で、デメリットについても真剣に考えました。「家事をすべて自分でこなさなければならない」「病気や怪我をしたときに、看病してくれる人がいなくて不安」「寂しさを感じるかもしれない」「金銭管理の責任がすべて自分にかかってくる」といった、現実的な課題や不安の声が聞かれました。

このように、憧れだけでなく、大変な側面にも目を向けることで、一人暮らしをより具体的に、そして現実的に捉えることができます。理想と現実の両方を知ることが、自立した生活への第一歩となるのです。

一人暮らしに必要なお金と準備

次に、一人暮らしを始めるために具体的に何が必要になるのか、お金と準備の面から学びました。

まずはお金の話です。一人暮らしをスタートするには、まとまった初期費用が必要になります。物件を借りるための敷金や礼金、不動産会社に支払う仲介手数料、そして引っ越し業者に支払う費用や、生活に必要な家具・家電を揃えるためのお金など、想像以上に出費がかさむことを確認しました。

さらに、暮らし始めてからは毎月の生活費がかかります。家賃はもちろんのこと、食費、水道光熱費、通信費、日用品費など、さまざまな支出項目があります。講座では、平均的な金額を参考にしながら、自分の場合はどれくらい必要になりそうか、シミュレーションを行いました。参加者からは「こんなにお金がかかるなんて知らなかった」「計画的に貯金をしないと難しい」といった驚きの声も上がっていました。

また、お金の準備だけでなく、物件探しや契約の方法、電気・ガス・水道といったライフラインの開始手続きなど、やるべきことがたくさんあることも学びました。これらの知識を事前に身につけておくことで、いざという時に慌てずに行動できます。

計画的な準備で、理想の自立へ

今回の講座を通して、一人暮らしはただ「家を出たい」という気持ちだけでは実現が難しく、しっかりとした準備がいかに大切かということを、皆さん実感されたようでした。

しかし、乗り越えるべき課題が多いからといって、諦める必要は全くありません。事前に知識をつけ、計画的に準備を進めることで、一つひとつのハードルをクリアしていくことは可能です。

例えば、今からできることとして、目標金額を決めて貯金を始めてみる、実家で料理や洗濯、掃除などの家事を積極的に手伝って練習する、といった小さな一歩を踏み出すことができます。

講座の最後には、「まずは家計簿をつける練習から始めたい」「自分の希望するエリアの家賃相場を調べてみようと思う」といった、前向きな感想が聞かれました。

当事業所では、就職という目標の達成はもちろんのこと、その先にある皆さんの「自立した豊かな生活」の実現も、スタッフ一同でサポートしていきたいと考えています。今後も、皆さんの将来に役立つさまざまなプログラムを提供していきます。