「報連相」はなぜ重要なの？

「報連相」とは、職場で仕事を円滑に進めるために欠かすことができない「報告」「連絡」「相談」のことです。
就労を目指す皆さんにとって、必須の職業スキルとなってきます。
今回は、チャレンジドジャパン山形センターで行っている「職業行動」のプログラムから「報告・連絡・相談」についてご紹介します。

報連相の重要性

報連相を確実に行わないことで、さまざまな悪影響が生じます。
例えば…
仕事の中間報告をしない　➡　チームワークが乱れる
頼まれた連絡をしない　➡　ミスや失態が生じる
相談せずに自分勝手に判断　➡　上司などから信頼されなくなる
仕事にこのような支障を出さないようにするために、報連相は重要です。

報連相の重要性をまとめると以下の通りです。

≪効率的な業務遂行≫
上司・部下・同僚とコミュニケーションをとることで、ミス やトラブルを減らし、仕事の効率をあげる。
⇒「上司が忙しそうだな」と思い、報連相を省略してしまうことでミスが発生した場合、
　報連相を行うより、ミスを解決する方が何倍も時間がかかってしまう可能性があります。
　必要な業務以外に余計な時間を割かないためにも報連相は重要です。

≪部下の状況確認≫
上司は部下からの報連相を通して、部下が今、何を行っていて、何を考えているかを把握する。
⇒上司の方は様々な方に仕事を割り振っており、仕事全体の進捗状況を把握する必要があります。
　皆さんが仕事に困り感を感じていたり、お休みしたりするのであれば、全体の進捗に影響が出ないよう調整する必要があります。
　仕事全体の作業進捗に関わることを上司に把握していただくためにも報連相は重要です。

報連相をするときは

報連相は次の点を考え、適切に行うよう心がけましょう。

①緊急度を考慮
ミスや会社の信用にかかわることは最優先に報告しましょう。

②所要時間の見積もり
所要時間によって、伝達手段と報連相のタイミングを選びましょう。

③相手の状況に配慮（緊急用件は例外）
相手が慌ただしい時や集中している時は邪魔をしないように、タイミングをずらしましょう。
相手が雑談中のときは、メモをしたり資料を見たりしながら聞いてもらわなければならない内容は避けましょう。
緊急の場合は「お話したいことがあるのですが、今お時間よろしいでしょうか？」と切り出しましょう。

④伝達方法の決定
緊急度や情報開示の範囲などを考慮して決定しましょう。
（急ぎの場合は口頭、たくさんの人に周知しないといけない場合はメール　等）

⑤話す内容の整理
手際よく、わかりやすく伝えられるように、事前に話す内容をまとめておきましょう。

実際のプログラムでは・・・

実際のプログラムではこの後、報告・連絡・相談の方法やコツを詳しくお伝えしています。
また、実際にグループワークを行い報告・連絡・相談の練習を行います。

報連相に苦手意識がある方は多いと思います。
チャレンジドジャパンを利用されていた方の中にも、通所前は報連相に苦手意識があった方も
プログラムを受講したり、実際にチャレンジドジャパンの訓練の中で練習したりしていく中で
徐々に報連相を身につけ、就職後、しっかりと報連相を行うことが出来ています。

チャレンジドジャパン山形センターでは、見学・体験をいつでもお待ちしております。
ぜひ、プログラムを受講してみたいという方がおりましたら、ご連絡お待ちしております！