【CJコンサル活動報告:障害者雇用編】あるある①業務の切り出しがうまくいかない!
CJコンサルでは障害者雇用に関する様々なコンサルティングサービスをおこなっています。
前回は、障害者雇用を進める中で企業が抱えやすい事象(”あるある”)について3つご紹介しました。
今回は、そんな「あるある」に対する解決策について考えていきたいと思います。
あるある①「業務の切り出し」がうまくいかない!
無事に障害枠のスタッフを採用できたものの、採用後に「定型業務しかない」、「期待した業務を任せられない」といったミスマッチが発生してしまい、本人と現場の双方にフラストレーションが溜まっている。
または、取り急ぎ業務をアサインするものの、本来の戦力化とは程遠い簡易な業務を割り当ててしまい、その結果、手持無沙汰にさせている時間が多い。
いずれも「業務の切り出し」に問題の要因があることが考えられます。
業務は「切り出す」のではなく「棚卸し・再構築」する
このような問題に対処するための具体的なステップとして、まず全部署の業務を「見える化」します。
そのうえで「定型的である」「反復性がある」「手順が明確」という視点で業務を抽出していきます。
本人の障害特性に合わせて業務を切り出す、といったやり方も間違ってはいません。
しかし、そうするとどうしてもピンポイントの業務になってしまい、業務の幅が限られてしまうというデメリットがあります。また、違う特性を持つ人が入社してきた場合、その都度、業務を検討する必要があります。
障害特性に合わせるだけでなく「その業務は誰にアサインすることが会社として最適か?」という視点を持ち、業務効率化の一環として再構築する視点が必要になってきます。
CJコンサルでは、採用前の段階から最適な「業務設計」をご支援します。ぜひ一度、ご相談ください。
次回は、あるあるな状況②「どこまでが合理的配慮?」に関する解決策をご紹介します。